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お で ん 家  へ よ う こ そ !!

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子育てハッピーアドバイス part 7





この記事は『子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~』の連作となっております。
出来れば、
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 1
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 2
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 3
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 4
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 5
子育てハッピーアドバイス ~自己肯定感をはぐくむ子育てを考える~ part 6
と合わせてお読みください。







9.具体的な対応
  1)子どもが小さい時は、スキンシップ
  2)話をよくきく・・・能動的な聞き方
  




9.具体的な対応
  1)子どもが小さい時は、スキンシップ



我々は子どもに、具体的にどのように関わっていけばいいのか?
子どもの自己評価を育てるために、何が出来るのか?

まず、子どもが小さい時はスキンシップです。
抱っこしたり
ヨシヨシしたり
ギューってしたり
手を握ったり
なでなでしたり。


一時、「抱き癖をつけてはいけない」と言われた時期がありますが、今では「それは間違いだ」と言われています。
抱っこする事は、子どもの成長に決して悪い事ではない。
むしろ、非常にいい事です。


抱っこしてもらうと、子どもは
「自分が大事にされている」と思います。

それは
「自分は大事にされる価値があるんだ」
と自己評価が育ちます。


ところが、「泣いても泣いても抱っこしてもらえない」そういう事が続くと、子どもは
「自分は大事にされていない」と思います。

それは、親が忙しかったりするからなのだけども、子どもはそうは思わないのです。
自分が抱っこしてもらえないのは、相手してもらえないのは、
「自分にそれだけの価値がないからだ」という風に思ってしまう子どもがいます。


ですから、小さい子どもは、抱っこするだけで、
「あなたは大事だよ」という事を伝える事が出来ます。






9.具体的な対応
  2)話をよくきく・・・能動的な聞き方
  



子どもがもうちょっと大きくなると、いろいろな話をして来ます。
次に大事なのは、「子どもの話をしっかり聞く」という事です。


子どもは、しっかり話を聞いてもらうと
「自分は大事にされている」と思いますし、
聞いてもらえないと、
「大事にされていない」と思ってしまいます。

ですから、子どもの話をしっかり聞くだけで、子どもの自己評価を育てていく事になります。


ただ、「聞く」と言うと、受身のように思えますが
こちらから積極的にアクションを起こす事で、相手の話を聞き出す。
それを「能動的な聞き方」と言いまして、いろいろあるのですが、
一番簡単なのは、「相手の言葉をくり返す」事です。


子どもが「こういう事で悔しかったんだ」と言えば
「そうか、悔しかったんだね」と言い、
「こういう事で腹が立ったんだ」と言えば、
「それで腹が立ったんだね」という風に、同じ言葉をくり返すのです。


「同じ言葉じゃ、意味ないじゃないか」と思うかもしれませんが、
同じ言葉でも、相手から返って来ると、
「わかってもらえたんだ」という気持ちになります。


これは大人でも同じなんです。


私はいろいろな人の話を聞く仕事をしていますが、いろいろなストレスを抱えた人が来ます。


例えば、若い奥さんが、

「先生ちょっと聞いて下さい。
 もう家の姑、こんな細かい事までいちいちチェックして来て
 何でこんな事まで、言われなくちゃいけないの?
 しかも、それを近所中に触れ回って、それを聞いてるともうイライラするんです。
 それを家の旦那に言うんだけど、ちっとも話を聞いてくれないで、
 すぐTVの方に集中してしまう。
 それで、よけいにイライラするんです。」

と言われるのを、
「そうですか、そうですか」と聞く訳です。
そして、一通り話しを聞いた後に、こちらから言うのです。

「奥さん、ストレスで胃がキリキリ痛むのは
 姑さんが細かい事までいちいちチェックして来て
 しかも、それを近所中に触れ回って
 そんな事されると、すごくイライラしますよね。
 しかも、それを旦那さんに話をしても、全然まともに聞いてもらえない。
 そんな事があると、よけいにイライラする事ありますよね。」

という風に言うと、奥さんは

「先生、そうなんです。どうしてわかるんですか?」

アンタさっき言うたやないか~い!(笑)
となります。


この様に、自分が言った言葉でも、相手から返ってくると
「わかってもらえた」という気持ちになるのです。


それは子どもも同じなのです。


ところが、我々はついついどうしているかと言うと
同じ言葉をくり返すのではなくて、答えを言ってしまいます。

子どもが「こういう事で悔しかったんだ」と言ってきたら
「じゃあ今度から頑張ればいいじゃない」とか
「こういう事で腹が立ったんだ」と言ってきたら
「だってそれはあんたが悪いんじゃない」
という風に答えを言ってしまう。


そういう事は子どもも、どこかでわかっているのです。
わかっているのに、なんで言うかというと
それでも「悔しい」、それでも「腹が立つ」
そういう気持ちをわかって欲しいからなのです。

だから、こちらはその気持ちをわかったという事だけを伝えればいいのです。
それが「同じ言葉をくり返す」という事です。





(Part 8へ続く)






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